仮面・劇人形製作講座ワークショップ
動かして楽しむ仮面・人形作り
講座内容
仮面劇・人形劇の楽しさは、人の心にあるいろいろな気持ちを仮面・人形独特の動きで表現するところにあります。
できあがりが少々不細工でも、全然問題ありません。
かえって味のある自分らしいものと思えるでしょうし、人形が動きはじめると、ユーモラスで思わず笑ってしまいます。
人形製作講座では、第1回の「ふくろう人形」、第2回の「文楽風人形」は、経験のない方でも簡単に作れる劇団ひとみ座流オリジナル人形です。
人形はその動かし方で、命が吹き込まれます。
作った人形たちを、子どもたちのクリスマス会や誕生会などに飛び入り参加させてはどうでしょうか。
私も皆さんと新しい動きに挑戦して、おおいに楽しみたいと思ってます。
このふくろう人形講座は、絵本を元に人形劇を創作する前段階で、台詞の表現や、人形作りを実際にやってみて、その大切な事を学びあいました。
又、班毎に人形を製作するのもなかなか楽しく、皆、ワイワイがやがやと助言し合って、製作自体も楽しんで行いました。
故小松博さん(元全日本ろうあ連盟理事)の偉功を称えたく、生前小松さんが身につけていた服やネクタイなどの形見を使って人形を作りました。人形製作にあたっては「ろう者の目は、聞こえる人よりも鋭いんだよ、物を見る目が深いんだわ」と自慢気に話す小松さんを思い浮かべながら作りました。製作は5ヶ月に及び、ようやく出来上がった人形を、まずは小松さんの奥さんにプレゼントしました。そして特別養護老人ホーム・ふくろうの郷施設長大矢さんに寄贈されました。ふくろうの郷を愛してやまなかった小松さん。その優しさに満ちた眼差しが、ふくろう人形の目を通して感じられると思います。また、その羽は、今にも小松ふくろうの手話讃歌が響きわたるようです。もし小松ふくろうに会えたら、その羽が小松調の手話をしゃべっているのだと想像していただき、『よっ!元気?!』と挨拶を交わしていただければ幸いです。 現在、ふくろうの郷の施設に飾られています。