ステージには当然、様々な観客がいます。35年前のデビューから今日までの観客数延べ350万人の内、7割強は手話を知らない人、 しかもその殆どが初めて「聾」に接する人々でした。僕の出演作品は既成のものではなく、新しい特徴を持ったパフォーマンスです。「聾」の人が参加しているステージということで多くの人々が先入観を持って観に来られました。おそらく固い啓蒙的なステージをやっているのではないかと想像しながら観に来られる人もいたと思います。
しかし、観劇後、「舞台が始まったらそんな先入観はすっかり忘れ、熱中してしまった」など感想をたくさん頂きました。新しい観客との出会いに新鮮さを感じることもありました。
~齋藤徹さんからのコメント~
二歩目も十分はみ出しました。
翌日の「うたをさがして」のリハーサルをミッチリやり、12番目の10番勝負!に備えました。
9通りのデュオ、3通りの(2人ダンサー1人ミュージシャン)、3通りの(2人ミュージシャン1人ダンサー)、全員というオーダー。一見複雑に見えますが、シームレスに流れて行きました。様々なことが起こります。社会の縮図のようでもあり、夢の世界のようでもあり。
庄﨑さんも水を得た魚のように即興ダンス・即興演劇を繰り広げます。初共演のウテさん、ヴォルフガングさんもビックリ・大喜びです。聴衆の中には彼がろう者であることを気づかない人が何人もいらっしゃいました。それほど、深くコミュニケートできていたのですね。私にしても、かれがデフであることを忘れてしまいます。
竜太郎さんは、初日とうって変わって抑制のきいたダンスを繰り広げました。初日終わった後の打ち上げでゆっくりと話したことがちゃんと実現出来ています。素晴らしい成長です。嬉しくなります。
徹さん
上手くまとめていただいてありがとうございます。
皆さん、よろしければ徹さんのFacebookをご覧いただきたいと思います。
徹さんに感謝します。
その言葉の通り、色々と発見しています.
竜太郎さんの踊り、徹さんの演奏、ジャンさんの踊り、皆さんのパフォーマンスを何度見てもすごく自然体で、興奮してしまいます!!!
19歳で始めた演劇人ですが、この演劇界・舞踊界の奥深さをしみじみ感じます。
僕を生で見てくれたお客さんの感想から嬉しいコトバ「えっ!?あのヤツは全くキコエナイ???」という、現在でも感激の連続です。
2015年6月18日